楽天モバイルのプラチナバンドはいつから?対応エリアの現状と確認方法を元社員が解説【2026年8月】

楽天モバイルのプラチナバンド、結局いつから使えるの?というご質問をよく頂きます。結論からお伝えすると、2024年6月27日から商用サービスとして使えています。ただし公式が「対応地域は一部」と案内しているとおり、全国どこでも同じように使えるわけではありません


この記事では、いつから使えるのか、そして今お住まいの場所で使えているのかの確認方法まで、楽天に11年いた元社員の視点でご紹介します。

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たか|元楽天社員11年
この記事を書いた人

楽天グループに11年勤めた元社員(広告・Webマーケ担当)

たか|元楽天社員11年

「薄っぺらいレビューではなく全て自分が使った上で忖度なくレビューする」が信条。私の紹介経由で累計2,000名以上が楽天モバイルに加入。メイン回線は楽天モバイル、サブにahamo・povo・LINEMO・日本通信SIMを全部契約しています。

楽天モバイルのプラチナバンドは2024年6月27日から使えています

楽天モバイルは2024年6月27日に、700MHz帯(プラチナバンド)での商用サービスを開始しました。総務省から特定基地局開設計画の認定を受けたのが2023年10月で、そこから約8か月で商用化まで漕ぎ着けたことになります。

公式リリースには展開の順番も書かれています。関東から順次開始し、残されたカバレッジホールを優先して自社基地局によるプラチナバンドを拡大していくという進め方です。最初から全国一斉ではなく、電波が届きにくかった場所を埋めるところからスタートしています。

そもそもプラチナバンドとは何なのか

プラチナバンドは、700MHzから900MHzあたりの低い周波数帯のことです。楽天モバイルが割り当てを受けたのは700MHz帯で、規格上の呼び方だと4G LTEのバンド28、5Gだとn28にあたります。

楽天モバイル資料より引用

低い周波数の電波は障害物を回り込みやすく、遠くまで届きやすいという性質があります。なので建物の中や地下、山間部のような場所で有利になります。逆に高い周波数は速度を出しやすい代わりに障害物に弱いです。

楽天モバイルはもともと1.7GHz帯を中心にネットワークを作ってきました。速度は出るものの、屋内や地下で弱いという弱点がずっと言われてきたのは、この周波数構成が理由です。プラチナバンドは、その弱点をピンポイントで埋めるための電波というわけです。

ざっくり言うと、プラチナバンドは「速くなる電波」ではなく「届くようになる電波」です。ここを先に押さえておかないと、実際に使ったときに「あれ、思ったより速くないな」となってしまうのでご注意ください。

プラチナバンドのエリアはどこまで広がったのか

ここが一番知りたいところだと思うのですが、先に残念なお知らせです。楽天モバイルはプラチナバンドのエリアを地図として公開していません

公式のサービスエリアマップで選べる区分は、高速データ無制限エリア、5Gミリ波、5G Sub6、4G LTEの4つです。ここに700MHz帯だけを抜き出す表示はありません。つまり「自分の家がプラチナバンドのエリアなのか」を地図で直接確かめる方法は、今のところ用意されていません。

とはいえ、公式サイトの注記には「プラチナバンドは主要都市部から順次拡大予定」「プラチナバンド対応地域は一部」と書かれています。今のところ公式が出しているエリア情報はこれだけです。地方や郊外にお住まいの方は、まだ届いていない可能性が結構あります。

ただ、整備そのものは今も動いています。公式の「Rakuten最強プラン」プロジェクトのページを見ると、2026年7月1日から15日のたった2週間で全国32都道府県77市区町村に新しい基地局を設置したと更新されていました。プラチナバンドに限った数字ではありませんが、基地局の追加は今も継続中です。

プラチナバンドの整備はどこまで進んだのか

エリア地図は公開されていませんが、実は基地局が何局立ったのかだけは総務省の資料で追えます。楽天モバイルは700MHz帯の割り当てを受けるときに国へ整備計画を出していて、その進み具合を四半期ごとに報告する義務があるからですね。

直近で公表されている報告(2025年1月〜3月分)を見ると、プラチナバンドの基地局は全国で27局、人口カバー率は4.3%でした。正直なところ、私もこの数字を見たときは「まだそこなのか」と思いました。

事業者700MHz帯の基地局数
(プラチナバンド)
もらえた帯域幅
ドコモ22,185局20MHz幅
KDDI・沖縄セルラー37,927局20MHz幅
ソフトバンク24,515局20MHz幅
楽天モバイル27局6MHz幅

いずれも2025年3月末時点の屋外基地局数です。ドコモ・KDDI・ソフトバンクは4Gと5Gの合計、帯域幅は上りと下りを足した数字です。

ただ、これは単純に「楽天が手を抜いている」という話ではありません。他社が700MHz帯の割り当てを受けたのは2012年6月、実際にサービスを始めたのが2015年ごろです。楽天モバイルが割り当てを受けたのは2023年10月なので、スタートが10年以上違いますし、もらえた帯域も6MHz幅と他社の3分の1以下です。プラチナバンドで速度が出ないと言われるのは、この帯域幅の狭さが理由ですね。

国に出している計画では、認定から10年後(2033年ごろ)までに10,661局、人口カバー率83.2%まで持っていくとしています。設備投資は2033年度末までの累計で544億円。逆に言えば、全国どこでもプラチナバンドという状態になるのはまだ先の話です。

ここだけ注意してください。27局はあくまで2025年3月末時点の公表値で、今の局数ではありません。2025年4月以降の四半期報告は2026年8月時点でまだ公開されていないため、現在何局まで増えたのかは楽天モバイルも総務省も出していないのが実情です。

地図もなければ最新の局数もわからない。それなら自分の環境で確かめるしかありません。次の見出しで、その手順をご紹介します。

出典:総務省「楽天モバイル株式会社から提出された四半期報告の概要及び確認の結果(令和6年度第4四半期)」「令和7年度 携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果

自分がプラチナバンドを使えているか確認する方法

エリア地図がない以上、別のやり方で確認するしか方法がありません。現実的な方法は3つあります。

使っている機種がバンド28に対応しているか調べる

これがいちばん確実で、意外と見落とされがちなポイントです。せっかくエリアに電波が来ていても、端末がバンド28に対応していなければプラチナバンドはつかめません。楽天モバイルは公式に「取り扱い製品の対応周波数帯一覧」を出しているので、自分の機種の700MHz(バンド28)の欄を見れば一発でわかりますよ。

対応している機種・していない機種はこのページの下部にまとめました。

住所ごとの電波状況を公式でシミュレーションする

公式の通信エリアページには、自宅や職場などの住所を入れてピンポイントで電波状況を調べる機能があります。プラチナバンドかどうかの区別までは出ませんが、その場所が実用的につながるかどうかは判断できます。引っ越し前や契約前の下調べにはこれがいちばん手軽ですね。

この公式マップとauローミングエリアを一つの地図で見られるようにしたのでぜひ活用ください。

いま接続しているバンドを端末側で見る

もう一歩踏み込むなら、端末が実際につかんでいるバンドを見る方法もあります。iPhoneならフィールドテストモード、Androidなら機種ごとの情報表示画面やバンド確認アプリを使う形ですね。ただ、このあたりは機種やOSのバージョンで表示の仕方が変わりますし、そもそも見られない機種もあります。表示名もバラバラなので、見られたらラッキーくらいに思っておくのがちょうど良いかと思います。

プラチナバンドに対応している機種と対応していない機種

楽天モバイルの公式一覧をもとに、4G LTEのバンド28(700MHz)の対応状況をまとめました。まずは対応している主な機種です。

種類バンド28に対応している機種
iPhoneiPhone 12以降のモデル、iPhone SE(第3世代)
GooglePixel 9a、Pixel 10、Pixel 10a、Pixel 10 Pro
AQUOSsense7以降、wish以降、R8、R10
Xperia5 IV、5 V、10 VI
GalaxyA23 5G、A25 5G、S23、S26シリーズ、Z Flip4、Z Flip8、Z Fold8シリーズ
OPPORenoシリーズ、Aシリーズ(表内の全機種)
その他arrowsシリーズ、Rakuten Hand 5G、moto g37j、Nothing Phone・CMFシリーズ、Redmi Note 11 Pro 5G
ポケットWiFiRakuten WiFi Pocket 5G、Rakuten WiFi Pocket Platinum

そして、ここが要注意です。比較的新しいのに非対応という機種があります

非対応の機種ひとこと
AQUOS sense6、sense6ssense7から対応になった
AQUOS zero6非対応
Xperia 10 IV、10 V10 VIから対応になった
Rakuten WiFi Pocket 2B、2C旧世代のポケットWiFi
Aterm MP02LN、Aterm MR05LN RWモバイルルーター

AQUOS senseとXperia 10は、世代がひとつ違うだけで結果が変わってしまいます。型番までしっかり確認してくださいね。ポケットWiFiは名前がまぎらわしいのですが、Platinumと5Gはバンド28に対応、2Bと2Cは非対応です。

ちなみにこの一覧は楽天モバイルが取り扱っている製品のものです。他社で買った端末や、iPhone 11より前のモデルは載っていないので、メーカーの仕様で対応バンドを確認してみてください。

プラチナバンドを使うのに追加料金はかかりません

ここはよくご質問を頂くのですが、プラチナバンドを使うためのオプション契約や追加料金は一切ありません!申し込みも設定も不要で、対応端末が対応エリアにいれば自動的につかんでくれます。

料金はこれまでどおりRakuten最強プランのままで、その月に使ったデータ量で決まります。プラチナバンドでつながったから高くなる、なんてこともないのでご安心ください。

実際に電波は良くなったのか

私は楽天グループに11年従事しておりまして、今もメイン回線として使いながら各地で電波を実測しています。その体感で言うと、プラチナバンドの効果がわかりやすいのは建物の中、地下、それに都市部の入り組んだ場所ですね。以前は入口を一歩入っただけで弱くなる場面がありましたが、そういう場面は目に見えて減りました。

ただ、地域差はまだ残っているのが正直なところです。公式が「対応地域は一部」と書いているとおりで、郊外や地方に行くと1.7GHz帯やパートナー回線に頼っている場面に出会います。全国どこでも劇的に良くなりました!とまでは言えないですね。

実際の速度を場所ごとに測ったデータは別記事にまとめていますので、気になる方は是非ご覧ください。田舎での使い勝手や、つながらないと言われる原因についてもそれぞれ検証しています。

もうひとつ知っておいてほしいのが、auのパートナー回線(ローミング)が2026年9月末で原則終了する予定だという点です。これまでauの電波で補ってもらっていた場所は、今後は楽天モバイル自身の電波でカバーすることになります。だからこそ、これからはプラチナバンドの整備状況が住んでいる場所ごとの体感を大きく左右します。詳しくはパートナー回線がいつ終わるのかをまとめた記事で解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。

それでもつながらないときの対処

プラチナバンドが来ていても、建物の構造によってはどうしても電波が届かないことがあります。そんなときに使える公式の手段が2つあります。

  • Rakuten Casaを設置する。屋内用の小型基地局で、自宅のインターネット回線につないで楽天回線を屋内に届ける仕組みです。ただし5G通信には対応していないのでそこだけご注意ください
  • 電波改善要望フォームから要望を出す。公式に改善要望の受付窓口があるので、つながらない場所を具体的に伝えることができます

圏外になってしまうときの設定面の確認は楽天モバイルが圏外になった!?対処法はこれ!にまとめています。

プラチナバンドについてよくある質問

結局いつから使えるようになったのか

2024年6月27日に商用サービスが始まっています。ただ全国一斉ではなく、関東から順次、電波の穴を優先して広げていく進め方です。

自分の地域が対応しているか調べられるか

プラチナバンドだけを表示する公式マップはありません。住所ごとの電波シミュレーションで実用性を確認するか、端末の接続バンドを見るのが現実的ですね。

プラチナバンドで速度は速くなるのか

速度を伸ばす電波ではなく、届きにくかった場所に届かせる電波です。速度そのものは1.7GHz帯や5Gの方が有利ですよ。

4Gのバンド28と5Gのn28は何が違うのか

どちらも700MHz帯ですが、4G LTEで使う場合がバンド28、5Gで使う場合がn28という呼び方の違いです。公式の対応周波数帯一覧は4G LTEと5Gでタブが分かれているので、見る場所を間違えないようにしてください。

古い機種のままでも恩恵はあるのか

バンド28に非対応の機種だと、プラチナバンドの電波が来ていてもつかめません。AQUOS sense6やXperia 10 Vなどが該当します。屋内の電波で困っているなら、買い替えを検討する価値は十分にあります。

これから契約するならどの経路で入るかが重要

プラチナバンドが入って、屋内や地下での使い勝手はかなり現実的なところまで来ました。もし乗り換えを考えているなら、電波の話とは別にもうひとつ確認してほしいのが特典です。

同じ契約でも、どの経路で申し込むかでもらえるポイントが変わります。その差は月々の料金より大きくなることもあるので、楽天モバイル紹介キャンペーンの内容は先に見ておくのがおすすめです!乗り換えの手順そのものはキャリア別の乗り換えガイドにまとめています。

今楽天モバイル契約するならこれ!

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楽天モバイル紹介キャンペーンについては下記の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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楽天モバイル紹介キャンペーンを状況別に徹底解説 楽天モバイル紹介キャンペーン|従業員紹介・三木谷の違いを元社員が解説【26年8月最新】

この記事を書いている人(著者)

2014年に楽天株式会社(現:楽天グループ株式会社)に入社。広告やマーケティング関連の業務に11年間従事し2026年3月からフリーランスとして独立。

「実際に自分が使わなければ本当の使い勝手はわからない」と考えて、楽天市場、楽天トラベル、楽天銀行、楽天カード、楽天証券、楽天ペイ、楽天マガジン・・・と各種楽天サービスを登録して使っています。

楽天モバイルも開始当時は「電波繋がらない」といった声が数多くある中で「実際どうか?」を知るためにメイン回線として契約していました(実際、電波悪くて苦労した経験も😅)。

実際の体験レビューを重視したいので楽天モバイル以外に大手3社の携帯回線であるahamo(ドコモ)、POVO(au)、LINEMO(ソフトバンク)も全部契約して徹底検証しています。

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