悩んでいる人
この記事ではこんなお悩みにお答えいたします。
この記事を書いている私は4年以上楽天モバイルを販売していた元販売員です。現在は楽天モバイル、ahamo、povoをそれぞれ契約して格安モバイル解説ブログを運営しています。
結論ですが、楽天モバイルの電波はドコモやau、ソフトバンクに比べると良くはありません。。ですが、使い方や使用場所次第では全く問題なく使用できたり、競合他社よりも快適に利用(速度が速いなど)出来ますよ。
都心部では割と繋がる
サービス開始当初は電車で一駅移動するだけで圏外になるなどしていましたが、現在は人口カバー率が98%(22年10月現在)を超えて都心部では割と問題なく繋がるようになってきました。
・競合他社の人口カバー率(4G LTE)
楽天モバイル:98%
NTTドコモ(ahamo含む):99.9%
au(POVO含む):99.9%
ソフトバンク(LINEMO):99%
競合他社と比較しても遜色ないレベルまできています。
ただし人口カバー率は下記のような指標のため、人口の多い都心部ほど総人口に対するカバー範囲が大きくなるため、郊外の状況は反映しづらいものとなります。残りの1%が都心部以外といったところですね。
■人口カバー率とは
全国を約500m区画のメッシュ状に区切り、その中の50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出した指標。
参考文献:https://www.soumu.go.jp/main_content/000720959.pdf
どれだけ使っても2,980円(税抜)
都心部でも屋内では繋がらないことがまだまだある
サービス開始当初に比べれば屋内でも電波状況が改善しつつありますが、この記事を書いている2023年2月現在でも東京都内都心部の建物(ビルやショッピングモールなど)に入ると圏外か電波状況が悪い場合が結構あります。
ユニクロでクーポン使おうとしたら圏外で使えなかった・・・みたいなことが起きていますw
楽天モバイルの電波は減衰しやすく浸透性が悪い
少しマニアックな話になりますが、電波はその周波数が高くなればなるほど光の性質に近づくので直進性を帯びるようになります。一方、周波数が低くなると今度は波の性質に近づくようになってコンクリート(建物)などがあっても回り込み、減衰しづらく浸透するようになります。
楽天モバイル以外の競合他社(ドコモ/au/ソフトバンク)はプラチナバンドと呼ばれる700〜900Mhzの低い周波数帯の電波を持っていますが、楽天モバイル(4G LTE)は周波数の高い1.7Ghz帯の電波しか割り当てられていません(2023年2月現在)。
そのため、屋内などで競合他社に比べて繋がりにくい状況となっています。
楽天モバイルにもプラチナバンドが割り当てられる可能性がある
総務省を中心にプラチナバンド再割り当ての議論が進められています。今の所楽天モバイルに有利な状況で議論が進められており、楽天モバイルは2024年3月からプラチナバンドを使用したサービス開始を目指していたりします。
プラチナバンドさえ割り当てられれば、楽天モバイル唯一のデメリットも思われる「繋がりにくさ」が解消する形となるので、議論の行方を注視していきたいところですね。
まとめ
私の簡単な自己紹介は下記のような感じです。
年齢:30代男性
職業:都内IT企業に勤める会社員(現在は在宅と出社半々くらい)
趣味:週末は登山やキャンプなどで地方で行くことが多い
自宅:楽天モバイル回線エリア
自宅は楽天モバイル回線エリアにあるので、携帯からテザリンクして毎月50GB以上使うヘビーユーザーです。
どれだけ使っても2,980円以上から料金が変わらないのが楽天モバイルのメリットの一つだと思っていまして、もしドコモやauで同じくらい使った場合は数万円の出費になってしまうので、自宅WiFIとしても使える楽天モバイルに助けられています。
一方で仕事では不安なことも多くビルの外でないと通話が出来なかったりすることもあります。なので私はメイン回線を楽天モバイル、サブ回線にPOVO(au)を入れて対処しています。
また趣味で地方に行くことも多いですが、登山などでは競合他社に比べて圧倒的に繋がりません。。日本百名山の一般的な登山道でも普通に圏外になったりするので、万が一のレスキューなど考えると登山など地方で行うアウトドアを弓にしている方は楽天モバイル単独の使用はおすすめできません(2023年現在)。
どれだけ使っても2,980円(税抜)